米国株の反発に継続余地、高利回り債上昇が示唆-ストラテガスが予想

高利回り債の価格が年初来高値近 辺に続伸していることは、米国株式相場の上昇が年末まで続く兆候の 可能性がある。ストラテガス・リサーチ・パートナーズがこうした見 方を示した。

バークレイズ・キャピタル・ハイイールド債ETF(上場投資信 託)は5月に底打ち。S&P500種株価指数は、その6週間後の7月 2日に10カ月ぶり安値を付けた。ストラテガスの首席テクニカルアナ リスト、クリストファー・ベロン氏(ニューヨーク在勤)は21日のリ ポートで、「過去3年にわたり、クレジットは株式市場の重要な先行 指標だった」とし、その関連性は今回も継続していると指摘した。

ベロン氏はインタビューで、「水面下の間近なところでブル(強 気)の動きが胎動している」と分析した上で、「米株式相場が4月に付 けた高値を試す展開になっても驚きではない」と述べた。

S&P500種は現在、1年7カ月ぶり高値となった4月23日を

6.4%下回る水準にある。一方、高利回りETFは年初来高値に1.2% と迫っている。ベロン氏はこれを米国株の反発継続の兆しだと指摘し た。S&P500種は7月2日に付けた年初来安値から既に11%上昇し ている。

ベロン氏は、「米国株は年末にかけて追いつく余地がある」と指 摘。その理由として、英FTSE100指数や韓国総合株価指数、オー ストラリア・ドル、銅など「米国株との連動性が高いグループ」が過 去数カ月の取引レンジを上抜けしつつあることを挙げた。