デフォルトの危険性最大の米企業の数、2年ぶり低水準-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは、デフォルト(債務不履行)に陥る危険性が 最大の米企業の数は2年ぶりの低水準に達したと指摘し、米連邦準備 制度理事会(FRB)による景気支援策が一因だとの見解を示した。

ムーディーズの22日のリポートによると、格付けが「B3」以下 で格付け見通しが「ネガティブ(弱含み)」の企業数は9月1日時点 で195社と、2009年6月の288社から減少した。B3は投資適格級を 6段階下回る水準。これらの企業リストに掲載された大手企業にはク リア・チャンネル・コミュニケーションズとエナジー・フューチャー・ ホールディングス(旧TXU)などが含まれる。

シニア・バイスプレジデント、デービッド・キースマン氏は電話 インタビューで、「興味深いのは急速に回復している点だ」と述べ、 流動性の増加が信用の質の向上とデフォルトリスクの低下につながっ ていると分析した。

ムーディーズは8月末までの3カ月間に、格付けが「B3ネガテ ィブ」以下の企業リストに13社を追加した。前年同期の追加企業数は 35社だった。キースマン氏によると、現在同リストから企業が除外さ れているのは、信用の質の改善が主因だと説明。同リストから削除さ れた27社のうち19社は信用格付けの引き上げが理由だという。