中国は加ポタシュ買収案を提示すべきでない、コスト高過ぎる-調査員

中国は、カナダの肥料メーカー、 ポタシュに対して買収案を提示すべきではないとの見方を中国国家機関 の調査員が示した。豪英系BHPビリトンのポタシュに対する400億ド ル(約3兆4000億円)規模の買収案に対抗するのはコストが掛かり過 ぎ、肥料供給を確保する必要もないと指摘した。

上海炭酸カリウム技術・調査センターのディレクター、魏成広氏は インタビューで「中国がポタシュ買収に関する対抗案を、例えば600億 ドルで提示すれば、投資の採算を取るには炭酸カリウムの価格が3倍に 高騰する必要があるだろう」と指摘。「誰がそんな割高な炭酸カリウム を購入するだろう。明らかにリスクが高過ぎる」との見方を示した。

中国は肥料の原料となる炭酸カリウムの輸入で世界2位。ポタシュ 買収に関する対抗案を提示すれば、BHPによる中国向け原材料供給に 対する支配力強化を阻止できる可能性がある。カナダ紙グローブ・アン ド・メールは20日、中国の化学製品生産・販売大手の中国中化集団 (シノケム)がポタシュに対し600億ドルでの買収案を提示したと報じ た。事情に詳しい匿名の関係者の話として伝えた。

魏氏は、ポタシュ買収に関し「シノケムがやみくもに決断すること はないだろう。BHPによる買収で原材料供給に関する同社の支配力が 強まることを中国は懸念する必要はない」と述べた。

--Helen Yuan. Editors: Keith Gosman, Andrew Hobbs

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