パナソニク株反発、三洋・パナ電工TOBで増資せずの報道

パナソニック株が一時、前日比4.6% 高の1162円と急反発。三洋電機とパナソニック電工の完全子会社化に 絡み検討中の新株発行について、22日付の日本経済新聞朝刊が見送る 方針と報じ、1株価値の希薄化懸念が後退した。売買代金は午前10 時25分現在で136億円と、日本の全上場株式で2位。

パナソニックはTOB後に財務基盤を強化するためとして、最大 5000億円相当の株式発行登録を行っている。しかし日経報道によると、 最近の相場低迷を背景に実際の発行は行わず、手元資金や借入金で株 式の買い付けに対応、完全子会社化後も公募増資は行わない方針。

みずほインベスターズ証券の倉橋延巨アナリストは、「新株発行無 しで買収をまかなうことは、それだけ業績が良い裏付けにもなる」と 指摘。好業績と希薄化懸念の後退という「両面でポジティブ」との認 識を示した。

TOB期間は8月23-10月6日で、最大8184億円の見込み。こ れに対しパナソニックの6月末時点の手元資金は1兆1692億円と、3 月末から593億円ほど積み上がった。同社は報道を受け、「資金調達手 段については公開買い付けの結果や市場動向などを勘案の上、引き続 き検討していく」とのコメントを発表した。

--取材協力:安真理子 Editor:Shintaro Inkyo

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