あさひ株急落、自転車販売伸び悩みと費用増で上期業績未達

自転車専門店をチェーン展開する あさひの株価が大幅続落。自転車販売の伸び悩みに加え、店舗数や従業 員の増加、新社屋竣工などでコストもかさみ、3-8月(上期)決算は 従来計画を下回った。収益懸念の売りが先行し、前日比7.7%安の1133 円と約1カ月ぶり安値を付けた。

あさひは21日に上期単独決算を発表。自治体の補助金制度の対象 となる電動アシスト自転車の販売好調で、売上高は前年同期比4.9%増 の152億円と増収を確保したが、コスト増加が重しとなり、純利益は同

7.5%減の14億円となった。売上高、利益とも6月時点の計画値を下回 った。

コスモ証券投資調査部の大西等シニアアナリストは、上期の既存店 売上高が前年同期比6.3%減だったことを挙げ、「消費者の節約志向を 背景に、電動アシスト自転車以外は販売が振るわない」と指摘する。

あさひは通期(2011年2月期)業績見通しを据え置いたが、「春 先を中心とした上期偏重型の収益構造であることを考えると、通期の売 上高計画の達成は厳しい」と大西氏は話す。利益水準については、「為 替の円高による輸入原価の低減効果などで、どの程度吸収できるかにか かっている」という。

会社側の通期業績予想は、売上高が前期比15%増の300億円、純 利益は同3.8%増の22億円。