伊ウニクレディト:プロフーモCEOが辞任-株主の支持失う

イタリア最大の銀行、ウニクレ ディトのアレッサンドロ・プロフーモ最高経営責任者(CEO)が辞 任した。同行のトップを13年間務めた同氏は、リビアの株主の出資比 率引き上げをめぐって、一部株主の反発を買っていた。

同行が22日、イタリア取引所に届け出た発表文によれば、ディー ター・ランプル会長(63)が暫定CEOを務め、数週間以内に後任を 探す。

ウニクレディトは約5時間続いた取締役会の後に公表した発表文 で、プロフーモ氏(53)と同行が「経営トップを交代させる時期が来 たという認識で一致した」と説明した。プロフーモ氏の夫人は21日遅 く記者団に対し、取締役会がプロフーモ氏の辞任を求め、退職金の支 払いで合意に達したと述べていた。夫人はそれ以上の詳細を明らかに していない。

事情に詳しい複数の関係者が21日明らかにしたところによれば、 リビアの株主による持ち株比率引き上げの意向をプロフーモ氏が伝え なかったため、主要株主の一部が同氏に辞任を求めた。リビアの政府 系ファンド(SWF)であるリビア投資庁(LIA)は最近、ウニク レディトへの出資比率を0.5ポイント引き上げて2.6%とした。リビ ア中央銀行も約5%出資している。

バンカ・レオナルドのアナリスト、アンナ・マリア・ベナッシ氏 は21日付のリポートで、プロフーモ氏の辞任が「リーダーシップの不 在と戦略的な不確実性」を意味するだろうとした上で、「ビジネス上の 決定に対する政治の影響力が強まるリスクがある」と指摘した。

21日のイタリア株式市場でウニクレディトは2.1%安の1.90 ユーロで引けた。年初来では15%下げ、時価総額は367億ユーロ (約4兆1400億円)となった。