【個別銘柄】輸出、不動産、パナソニ、日車両、マネクスG、日鉄商

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前日比1%安の3040円、コ マツ(6301)が2.5%安の1875円など。21日開催の米連邦公開市場委 員会(FOMC)で連邦準備制度理事会(FRB)が追加金融緩和の 可能性を示し、日米金利差が縮小。これを受け22日の東京外国為替市 場では1ドル=84円70銭台まで円が上昇した。その後84円90銭台 に戻したが、円高懸念は残り、輸出企業の収益悪化などが警戒された。

不動産:三井不動産(8801)が1.7%高の1411円、住友不動産(8830) が1.7%高の1721円など。東証1部33業種の不動産株指数は1.4%高 で上昇率1位。国土交通省が21日発表した2010年の基準地価(7月 1日時点)で、3大都市圏の住宅地の前年比下落率は2.9%と、前回 調査の5.6%から大幅に低下した。足元で回復傾向にある住宅需要を 地価の下げ止まりが一段と後押しするとの期待感が高まった。

パナソニック(6752):2.4%高の1138円。三洋電機(6764)とパ ナソニック電工(6991)の完全子会社化に伴い検討していた新株発行 による資金調達を見送る、と22日付の日本経済新聞朝刊が報道。1株 当たり価値の希薄化懸念が和らいだ。最大8000億円強に上る株式の取 得費用は、業績改善で拡大している手元資金や借入金でまかなうとの 同報道に関し、会社側は「資金調達手段については公開買い付けの結 果や市場動向などを勘案の上、引き続き検討していく」とコメント。

日本車両製造(7102):7.5%高の416円。米国の北東イリノイ地 域鉄道公社から2階建て電車約160両を受注したことが明らかになり、 中長期的な収益貢献が期待された。午前11時に正式発表されたニュー スリリースによると、契約金額は約5億6000万ドル(約480億円)。

マネックスグループ(8698):7.4%安の2万8380円。新株式の発 行、株式売り出しなどを通じ最大で47億円(手取概算額)を調達する、 と21日発表。1株利益の希薄化などが懸念された。JPモルガン証券 の辻野菜摘アナリストは21日付のリポートで、第2四半期の予想年換 算1株当たり利益を基にした株価収益率は44倍(増資前)と、松井証 券の26倍やカブドットコム証券の31倍と比較し高いなどと指摘、11 年3月までの目標株価を従来の3万4800円から3万3000円に下げた。

あさひ(3333):4%安の1178円。店舗数の増加や新社屋竣工な どで経費が増加、2月21日-8月20日(上期)の単独当期純利益は 前年同期比7.5%減の14億円となった。事前計画の15億円を下回り、 売りが先行した。

アビリット(6423):7.4%安の75円。コナミ(9766)が11年1 月1日に同社を株式交換で完全子会社化する、と21日に発表。株式交 換比率はアビリット普通株式1株に対し、コナミ0.052株を割り当て る。コナミ株の21日終値1490円で算出したアビリット株の理論価格 は77円だったため、21日終値の81円から売り圧力が高まった。

日鉄商事(9810):午後1時30分の業績予想の増額修正後に急上 昇。3%高の240円で終えた。鋼材の平均販売単価が会社計画を上回 って推移しており、11年3月期の連結純利益予想を55億円から67億 円に22%増額修正した。第2四半期末に2円の配当を実施するとも発 表し、好業績と株主還元姿勢を評価する買いが優勢となった。

タカキュー(8166):4.3%高の145円。午後1時の3-8月(上 半期)決算速報公表後に急上昇、一時は30%高の180円まであった。 在庫管理の向上や経費削減などで収益性が向上、当期純利益(非連結) は前年同期比8.5%増の5000万円となったもようで、前回予想の1000 万円からは4000万円の上積みとなる。

神戸物産(3038):5.1%高の1503円。低価格・高品質商品のニー ズをとらえ客足が伸び、オリジナル商品増強による利益率の向上もあ り、10年10月期の連結営業利益は前期比3.4倍の26億円と前回予想 (19億円)から37%増額修正した。このほか期末配当を上積みし、発 行済み株式総数の2.27%に当たる20万株を上限に自社株買いも行う ため、株主還元に積極的とみられた。

ミニストップ(9946):3.2%高の1259円。6-8月(第2四半期) は盛夏型商品の販売が好調に推移、店内加工ファストフードや飲料の 粗利益率も上向いたため、3-8月(上期)の連結純利益は前年同期 比58%増の21億円となったもようと21日に発表。前回予想の18億 円からは17%の上振れとなり、買いが優勢となった。

タカラバイオ(4974):4.3%高の19万9800円。富山大学大学院 医学薬学研究部の林利光教授との共同研究で、ガゴメ昆布フコイダン がインフルエンザウイルスの感染を抑制し、インフルエンザウイルス に対する抗体の産生を促進する作用を持つことを動物実験で確かめた と21日に発表。同研究の今後の収益化を見込む買いが入った。

ナノキャリア(4571):8.7%安の1万6580円。抗がん剤への適応 が期待される「ダハプラチン誘導体ミセル(開発コード:NC-4016/ Debio0507)」について、同薬の全世界的な開発・販売権を供与してい たスイス本拠の製薬ベンチャー、デビオファームがライセンス契約を 終結したいと通知してきた、と21日に発表。収益寄与を期待していた 向きからの失望売りが出た。

キョーリン製薬ホールディングス(4569):2.9%安の1329円。沢 井製薬(4555)が同社の株式5%弱を取得し、TOB(株式公開買い 付け)による買収にも意欲を見せているとの一部報道で前日は13%高 となったが、TOBの実現性を疑問視する見方も出ている。シティグ ループ証券の山口秀丸アナリストは「創業家の株主持ち分が多く、独 立系企業としての意識も高いため、後発品企業の傘下に入るという選 択をする可能性は極めて低い」と指摘した。

ファンケル(4921):0.9%安の1357円。8月の連結売上高は前年 同月比8.8%減の71億2600万円となった。主力の化粧品が同11%減 の39億円と低迷、栄養補助食品も同8%減の20億円と落ち込んだ。

豊田合成(7282):4.4%安の1907円。ゴールドマン・サックス証 券では、発光ダイオード(LED)事業の競争激化による採算悪化を 見込み、21日付で投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。新 しい目標株価は2300円。

カルソニックカンセイ(7248):1.5%安の270円。ゴールドマン・ サックス証券は21日付で新たに調査を開始。投資判断を「売り」、今 後12カ月間の目標株価を260円に設定した。

日立ハイテクノロジーズ(8036):4%高の1588円。JPモルガ ン証券は、半導体製造装置を中心に受注が会社計画を上回っていると 指摘、21日付で同社株の投資判断を「中立」から「オーバーウエート」 に引き上げた。目標株価は2000円で据え置き。

メディア工房(3815):9%高の6万2800円。主力の占いサイト の利用者数増に伴う課金収入の伸びで、11年8月期の連結営業利益は 前期推定比22%増になるもよう、と22日付の日経新聞朝刊が報じた。

ウェブクルー(8767):5.8%高の7万2600円。保険代理店の出店 効果が出て、11年9月期の連結営業利益は今期推定比3割増になるも よう、と22日付の日経新聞朝刊が報じた。

ボルテージ(3639):5%高の2386円。ソーシャルアプリ「恋愛 上等★イケメン学園 for GREE」が、22日から放映されるグリー(3632) のテレビCMで紹介されると22日午前11時に発表した。

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