米シーゲイトが株式非公開化で協議、米PE投資会社2社と-関係者

ハードディスク駆動装置(HDD) メーカー世界最大手の米シーゲイト・テクノロジーが、再度の株式非 公開化をめぐり、同社の旧オーナーであるプライベートエクイティ(P E、未公開株)投資会社TPGキャピタルとシルバー・レークとの間 で協議を行った。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

協議が非公開であることを理由に同関係者らが匿名で語ったとこ ろによれば、協議はここ数週間で終了し、同社の非公開化案件が成立 する公算は小さいという。成立すれば、70億ドル(約6000億円)規 模の案件になったとみられる。TPGとシルバー・レーク、シーゲイ トの代表者はいずれもコメントを控えた。

同関係者の1人によると、PE2社が案件の前提としていた財務 見通しについて、シーゲイトが一部を達成できなかったため株式の買 い取り価格で合意が得られずに交渉は決裂した。同案件ではモルガ ン・スタンレーとドイツ銀行、バンク・オブ・アメリカ(BOA)が 助言や資金調達を担当していたという。

ロッドマン・アンド・レンショーのアナリスト、アショク・クマ ー氏は「パソコン(PC)市場は年末に向け需要が減退するだろう。 HDD市場は供給過剰であり、利益率や価格に対し圧力がかかってい る」と指摘した。同氏はシーゲイト株の投資判断を「マーケット・ア ウトパフォーム」としている。

同社株価の21日終値は1.2%高の11.43ドル。20日時点の時価総 額は約53億ドル。

今回の案件が成立していれば、米PE投資会社にとってはこの3 年余りで最大規模のレバレッジド・バイアウト(LBO、買収先の資 産を担保とする資金借り入れによる買収)となっていた。TPGとシ ルバー・レークの両社は2000年にシーゲイト買収で合意。02年に1 株当たり12ドルで新規株式公開(IPO)を実施した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE