ブラジル株:下落、予想上回るインフレ加速を嫌気-住宅建設株が安い

21日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数がここ4営業日で3日下落。商品相場安が嫌気され たほか、予想を上回るインフレ加速で利上げ観測が高まったことが売 り材料となった。

金属相場の下落を受け、ブラジルの資産家エイキ・バチスタ氏が 経営権を握る鉄鉱石生産のMMXミネラサン・エ・メタリコスは2% 安。PDGレアルティSAエンプレエンジメントス・エ・パルチシパ ソンエスは2.6%値下がりし、住宅建設株の下げを主導した。9月半 ばまでの1カ月間の消費者物価指数が、それまで2カ月間の低下から 上昇に転じたことが手掛かり。原油価格の下落を受け、ブラジル石油 公社(ペトロブラス)は2.8%安と、ここ1週間で最大の下げとなっ た。

ボベスパ指数は前日比0.7%安の67719.13。同指数構成銘柄のう ち値下がりは45銘柄、値上がりは22銘柄。BM&Fボベスパ小型株 指数は同0.4%安の1336.99。通貨レアルは1.2%高の1ドル=1.7122 レアル。

ブラジル2位の証券会社アゴラ・コレトーラのディレクター、ア ルバロ・バンデイラ氏は、「今月のインフレは若干高めで、相場に圧力 がかかっている」とした上で、「これがトレンドとは思わない」と述べ た。

この日発表された9月半ばまでの1カ月間の国内消費者物価指数 (IPCA-15)は、前月半ばまでの1カ月と比べて0.31%上昇と、 2カ月連続の低下からプラスに転じた。ブルームバーグがまとめたア ナリスト35人の予想中央値では0.24%上昇が見込まれていた。