アイルランド、スペイン、ギリシャ国債相場が上昇-入札で懸念後退

21日の欧州債市場では、アイルラ ンドとギリシャ、スペインの各国債相場が上昇した。これら3カ国が 総額89億ユーロ(約1兆円)の国債を発行し、財政赤字穴埋めに向け た資金調達で苦慮するとの懸念が後退した。

アイルランドの国民財務管理庁(NTMA)はこの日、2014年と 18年償還の国債を計15億ユーロ入札した。目標の上限だった。スペ インは12カ月物・18カ月物証券を合わせて70億ユーロ、ギリシャは 13週間物証券を3億9000万ユーロそれぞれ発行した。入札後、これ ら3カ国の国債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド) はそれぞれ縮小し、ユーロは上げ幅を拡大した。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)グループの 債券ストラテジスト(ロンドン在勤)、ハービンダー・シァン氏は「全 体的に極めて良好だった。アイルランド入札が最も注目されていた。 入札結果は非常に素晴らしかった。だが、状況はいまだかなりもろい」 と語った。

アイルランド10年債と同年限のドイツ国債とのスプレッドは24 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小の378bpとなった。 スペイン10年債の独10年債とのスプレッドは6bp縮まり170bp。 ギリシャ10年債のスプレッドは889bpと、前日から20bp縮小した。

ユーロの対ドル相場は前日から一時0.7%上昇した後、0.5%高の 1ユーロ=1.3130ドル。

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