米FRB、投資家の混乱回避を求められる-FOMC声明の文言めぐり

金融面での刺激策拡大の是非を討 議している米連邦準備制度理事会(FRB)に対し、新たな措置をめ ぐって投資家が混乱する事態を避けるよう求める声が強まっている。

連邦公開市場委員会(FOMC)が21日に開催される。8月10 日に開かれた前回のFOMCは、会合後の声明の内容を投資家が景気 落ち込みの兆候と受け止め、株式の売りを誘った。同月9日に3カ月 ぶりの高値に達していたS&P500種株価指数は、声明発表後の2週 間で7.1%下落。先進国株式の指標、MSCI世界指数も7.3%下げた。

消費者信頼感が落ち込み、失業率が9.5%超に高止まりする中、 バーナンキFRB議長は、経済情勢のどのような変化が追加的な資産 買い入れなどの刺激措置の実施につながるのかを示す必要があると、 元財務省エコノミスト、ティモシー・デュイ氏は指摘。さもなければ、 FRBの内部で次の一手をめぐり意見が分かれているような印象を与 えてしまうという。

現在はオレゴン大学のエコノミストを務めるデュイ氏は「FRB は、政策方針に対する投資家の期待をもっとうまく誘導する必要があ る。政策運営は未踏の地に足を踏み入れたため、過ちを犯した場合、 それが増幅されてしまうリスクがある」と指摘した。

FOMCの声明発表はワシントン時間21日午後2時15分(日本 時間22日午前3時15分)ごろ。20日には全米経済研究所(NBER) が、2007年12月に始まった米国のリセッション(景気後退)は09年 6月に終息したとの結論を発表した。

異例な低金利

ブルームバーグ・ニュースが9月16-17日に実施したエコノミス ト調査によると、FRBは金利水準を「長期にわたり」低水準にとど める方針をあらためて示すとともに、証券保有残高の下限を現行(2 兆500億ドル)のまま据え置く可能性が高い。

同調査では、エコノミスト63人中54人が、高い失業率と低いイ ンフレ率が「異例な低金利」を正当化するとの文言を変えないと予想 した。FRBは08年12月以降、政策金利を0-0.25%に据え置いて いる。

ブルームバーグ・ユーザーの投資家やアナリスト計1408人を対象 にした最新の四半期調査「ブルームバーグ・グローバル・ポール」に よると、FRBは年末までに景気刺激措置を講じるものの、それが21 日のFOMCに打ち出されるとは限らない見込み。また、債券買い入 れを通じた緩和措置が年内に取られる可能性が「非常に高い」または 「かなり高い」と答えた人は67%に上った。

-- Editors: James Tyson, Christopher Wellisz

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara 記事に関する記者への問い合わせ先: Joshua Zumbrun in Washington at +1-202-624-1984 or jzumbrun@bloomberg.net; Steve Matthews in Atlanta at +1-404-507-1310 or smatthews@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Christopher Wellisz at +1-202-624-1862 or cwellisz@bloomberg.net

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