露TNK-BP会長:BPの石油資産、購入する準備ある-事業拡張へ

ロシアの石油生産会社TNK-B Pのミハイル・フリードマン会長は、英BPがメキシコ湾の原油流出事 故の費用に充てるため売却を予定しているベネズエラやベトナムなどの エネルギー資産を購入する準備があることを明らかにした。

フリードマン氏はモスクワ事務所でのインタビューで、BPとロシ アの資産家らとの共同事業会社であるTNK-BPについて、「世界で 広く事業を展開するべきだ」と指摘。BPは「ライバル企業に資産を売 却しそれらの企業の勢力拡大を助ける必要はない」との見方を示した。 同氏はTNK-BPの暫定最高経営責任者(CEO)でもある。

TNK-BPの取締役会は月末にBPが保有する資産の購入につい て検討する方針。この取締役会にはBPのトニー・ヘイワードCEOも 初めて参加する予定だ。ヘイワード氏は原油流出事故が原因でBPのC EOを辞任することとなり、これを受けTNK-BPの取締役に任命さ れた。BPは向こう1年半に石油・ガス生産資産300億ドル(約2兆 5700億円)相当を売却する予定。

ロシア3位の資産家であるフリードマン氏は、石油・ガスのほか銀 行や携帯電話など広範囲にわたる事業を手掛けるアルファ・グループを 率いる。同氏によると、BPとの対立が深まり共同事業の存続が危ぶま れた2008年以降、ロシア人株主とBPとの関係は変化している。

08年当時TNK-BPのCEOだったボブ・ダドリー氏は退任を余 儀なくされた。ダドリー氏は来月、BPのCEOに就任する。フリード マン氏によれば、ダドリーとヘイワードの両氏は最近、フリードマン氏 の事務所で会談した。

フリードマン氏は「われわれはBPの一部門のようになるべきでは ないと考えていた。TNKとBPはひどく対立していたが過去のこと だ」と振り返った。

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