ゴールドマン:過去10年、米金融株では好調-それでもCD金利以下

米投資銀行ゴールドマン・サック ス・グループの株価は過去10年間のパフォーマンスが金融株の中で上 位となり、同期間中のロイド・ブランクファイン最高経営責任者(C EO)への1億2500万ドル(約107億円)の現金ボーナス付与に説明 がつくかもしれない。

ただ、さらにリターンが大きい投資先もあった。1年物譲渡性預 金(CD)の過去10年間の平均金利は3.17%と、ゴールドマン株の 同期間の年間トータルリターン、プラス2.78%を上回った。10年物米 国債を2000年9月半ばに購入して入れば利回りは年5.8%に達してい たはずだ。

ウォール街の金融機関は、株主価値の創出を理由にブランクファ イン氏を含むCEOの報酬を擁護してきた。それでも、80銘柄で構成 されるS&P500金融株指数は過去10年間で49%下落。ブルームバー グのデータによると、米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)やシテ ィグループ、モルガン・スタンレーのリターンがマイナスとなった一 方、JPモルガン・チェースは年1.23%のプラスだった。

米投資信託会社バンガード・グループの創設者ジョン・ボーグル 氏(81)は、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスやベアー・ス ターンズ、シティなど「一部金融株は当然、全く悲惨だった」と指摘 した。

ゴールドマンなど大半の金融株の株主は別の業種に投資した方が 大きなリターンを得られたはずだ。ブルームバーグのデータによると、 13銘柄で構成されるS&P500石油・ガス探査・開発株指数の過去10 年間の年間リターンはプラス11.3%、8銘柄で構成するS&P500産 業機械株指数はプラス8.9%となっている。