モンゴルの蒙古焦煤と永暉焦煤:香港で1100億円規模のIPO模索

モンゴルの石炭生産会社、蒙古焦 煤企業(モンゴリアン・マイニング)と永暉焦煤股份は、中国需要に 備えた事業拡大資金を調達するため、香港で最大97億4000万香港 ドル(約1100億円)規模の新規株式公開(IPO)実施を模索して いる。

投資家に配布された目論見書によれば、蒙古焦煤と同社の株主は 最大52億8000万香港ドル、永暉焦煤は厚朴投資管理と共同で最大 44億6000万香港ドルのIPOを計画している。両社はともにモンゴ ルから中国に鉄鋼原料用石炭(原料炭)を供給している。

中国の鉄鋼生産は世界最大。当局が安全や環境基準を満たさない 炭鉱の閉鎖に取り組む中、同国の原料炭輸入は昨年、5倍に膨らみ過 去最高となった。

UOBケイ・ヒアンのアナリスト、ヘレン・ラウ氏は「原料炭の 供給不足は長期間にわたる」と指摘。「ただ、中国当局による電力制限 で鉄鋼生産が減少しており、最近は原料炭の需要が抑えられている。 市場のセンチメントからすると、IPO価格は仮条件レンジの下限か ら半ばで設定される公算が大きい」と語った。