ヘッジファンドの米天然ガスの買越残高、今年の最低水準に-天候要因

ヘッジファンドの天然ガス相場上 昇を見込む買い越しが今年の最低水準まで減少した。天候が穏やかでメ キシコ湾に到達する暴風雨が少ないためトレーダーらによる強気ポジシ ョンの手じまいが進んだ。

米商品先物取引委員会(CFTC)の週間報告によると、ヘッジフ ァンドなど大口投機家の買い越しは14日終了週に16%減少した。シェ ールガスの生産増に加え、夏季が少なくとも60年ぶりの猛暑に見舞わ れたにもかかわらず、エアコン向け需要で供給過剰分が大幅に減少する ことがなかったため、ガス相場は年初来で29%下落している。

リンド・ウォルドック(シカゴ)の市場担当ストラテジスト、リチ ャード・イルチスジン氏は「トレンドは引き続き売りであり、買い持ち を維持し買い続けるのは困難だ」と指摘。「天候要因はなくなりつつあ る。メキシコ湾では大きな被害は出ておらず、暴風雨の影響もない」と の見方を示した。

CFTCのデータによると、天然ガスの先物とオプションの買越残 高は14日終了週に8730枚減の4万5961枚となった。