東京製鉄:10月鋼材契約、全品種の価格を据え置きへ(Update1)

電炉最大手の東京製鉄は21日、鋼材 の10月契約価格について、すべての品種で据え置くと発表した。全品種 の価格据え置きは6月以来。

H形鋼は1トン当たり7万2000円、熱延薄鋼板(ホットコイル)は 6万4000円、異形棒鋼は5万5000円。厚板は7万1000円とした。価格据 え置きの理由について、大堀直人常務は同日の会見で、「マーケットが 混とんとしてきたため」と述べ、引き上げも引き下げもできない状況を 示唆した。

大堀氏によると、東鉄と競合関係にある国内高炉各社は10-12月期 の鉄鋼主原料価格で資源大手と7-9月期値下げで合意したため、鋼材 値下げの要因はあるものの、足元では、中国では電力供給削減を背景に 鉄鋼生産が減少している影響で、「中国鉄鋼市況が急反発し、中国メー カーの輸出価格も上昇してきた」。電炉の原料となる鉄スクラップにつ いても「下がらない」状況と言う。