ミスミG株は反落、8月売上高1年1カ月ぶりに計画下回る

FA・金型用部品の専門商社のミ スミを中核とするミスミグループ本社株が一時、前日比3.3%安の 1731円と反落。同社は17日の取引終了後、8月の売上高を発表。 前 年実績は上回ったが計画値を下回り、収益改善の勢い鈍化を懸念する 売りが先行した。午前終値は2.6%安の1744円。

リリースによると、同社の8月売上高は主力の自動化事業、金型 部品事業を中心にエレクトロニクス事業、多角化事業の4部門合計で 計画値97億円に対し、95億円だった。前年同月比では44%増えたが、 計画には2.3%未達。2010年4-8月累計では、計画値492億円に対 し494億円、前年同期比では56%増で、8月の前年同月比較の伸び率 も累計値からやや鈍る格好となった。

ミスミG広報部によると、単月の売上高が計画値を下回るのは09 年7月以来、1年1カ月ぶり。

同社は8月13日、アジアを中心とした機械製造業の需要回復を受 け、2011年3月期通期の連結売上高予想を従来の1170億円から前期 比36%増の1210億円に上方修正したが、きょうはこの達成の可能性 を見極めようとの動きになっている。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の高辻成彦シ ニ アアナリストは、8月売上高が単月で計画を下回った点について、 今 までの状況が良過ぎたとの認識を示唆。9月から年末にかけて国内や アジアでの需要増が引き続き見込まれるため、「9、10月の数字を見 てから全体のモメンタムを判断しても遅くはない。悲観するのはまだ 早い」と指摘していた。