アンジェス株が急反落、HGF薬の国内承認大幅遅延を警戒-追加試験

遺伝子医薬品の研究開発を手掛け るアンジェスMG株が急反落。主力のHGF遺伝子治療薬をめぐり、重 症虚血肢を適応症とした新薬承認のために追加試験が必要とされた。日 本での承認取得時期が大幅に先送りされるとの観測が浮上し、前週末比 16%安の8万6100円まで下落した。

アンジェスは17日、虚血性疾患治療剤「HGF遺伝子治療薬コラ テジェン」の重症虚血肢での広範囲な適応取得に向け、追加臨床試験を 実施すると発表した。さらなる臨床データの集積が必要と認可当局から 指摘されたためで、今期(2010年12月期)の連結売上高予想を3億円 と、前回予想(5億-8億円)の下限から40%引き下げた。

いちよし証券経済研究所の山崎清一シニアアナリストは「コラテジ ェンの国内承認取得が投資家の間で今年最も期待される好材料とされて きたため、承認延期で失望売りが出たようだ」と指摘、17日公表の米 食品医薬品局(FDA)によるコラテジェンの優先審査制度(ファス ト・トラック)指定は好材料視されなかったとした。

山崎氏は、コラテジェンの新薬承認は米国の方が先行し、14年ご ろと予測する。「会社側は米国でのスポンサー企業を今秋にも発表でき るとしているため、それまで株価は安値圏でこう着する見込み」と述べ ていた。

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