銀座の商業地賃料は世界3位に上昇、香港2位-小売業者がアジア重視

世界の商業用地の賃貸料ランキン グで東京と韓国の順位が上がった。アジア太平洋地域の好調な経済見 通しを背景に、国際的な小売業者や高級ブランドが、同地域で競って 新店舗をオープンさせている。

ニューヨークに本社がある不動産仲介会社クシュマン・アンド・ ウェイクフィールドの最新年次調査(2009年7月-10年6月)によれ ば、銀座は2つ順位を上げて3位に、ソウルの明洞が11位から8位に それぞれ浮上した。香港の銅鑼湾の賃貸料は前年比9.6%上昇となり、 2位を維持。1位のニューヨーク、マンハッタンの5番街は同8.8% 上昇だった。ロンドンのニューボンドストリートは同19%上昇し、パ リのシャンゼリゼ通りを抜いて、欧州最高の賃料となった。

クシュマンが59カ国のショッピング街を対象に調査したところ、 3分の2が上昇もしくは横ばいとなった。前年調査では過去25年で最 大の落ち込みを見せていた。衣料品小売りのスペインのインディテッ クスや、高級品メーカーの仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィト ンなどは、欧州よりも金融危機の影響が少ないアジア太平洋地域での 事業拡大に照準を定めている。

世界の高級ショッピング街の賃貸料ランキング (左端が2010年調査のランキング、カッコ内は前回調査)

         都市    ショッピング街 1平方フィート  変化率
                          当たりの賃料  (%)
                 (米ドル)
1   (1)   New York  Fifth Avenue   1,850           +8.8
2   (2)   Hong Kong Causeway Bay   1,664           +9.6
3   (5)   Tokyo     Ginza            877           +4.5
4   (6)   London    New Bond         836          +19.4
                    Street
5   (3)   Paris     Avenue des       793           -9.5
                    Champs-Elysees
6   (4)   Milan     Via              770              0
                    Montenapoleone
7   (7)   Zurich    Bahnhofstrasse   685              0
8   (11)   Seoul    Myeongdong       551          +17.8
9   (10)   Sydney   Pitt Street      468              0
                    Mall
10  (9)   Munich    Kaufingerstrasse 421           +3.3

出所:クシュマン・アンド・ウェイクフィールド