野村HD:高利回り求める米投資家、中国不動産債の買いは「必至」

非投資適格級格付けの社債に投資 する米国の投資家がバークレイズの高利回り指数などのベンチマーク をしのぐリターンを狙えば、「必然的に」中国の不動産会社発行の社債 を購入することになると、野村ホールディングス(HD)はみている。

プラディープ・モヒナニ氏率いる野村のアナリストは、20日付の 顧客向けリポートで、社債の構造やデフォルト(債務不履行)に陥っ た際の資金回収への懸念から、運用担当者らは中国の不動産債を避け てきたと指摘。その上で、「持続可能な期間にわたり、高い利回りに対 する飽くなき需要が続けば、米投資家は必然的に高利回りの中国不動 産債を買わざるを得ないだろう」との見方を示した。

バークレイズのグローバル・ハイイールド指数の過去3カ月のリ ターンは6.6%。米コーポレート・ハイイールド指数は4.9%。

中国の不動産開発会社、碧桂園(カントリー・ガーデン・ホール ディングス)は4月に5億5000万ドル(約470億円)相当の社債(表 面利率11.25%、2017年償還)を額面1ドル当たり99.408セント で発行。INGグループの調べでは、今月14日には価格が106セン トまで上昇し、モヒナニ氏はさらに値上がりする可能性があるとみて いる。

同氏は今月、ニューヨークとボストン、サンフランシスコでの会 議後、「われわれは、中国の高利回り不動産債が同国の銀行の流動性と アジアのプライベートバンキング部門の力強い投資による大きな恩恵 を受けていることを投資家にあらためて示した」と述べ、「世界的な金 融危機の間、こうした不動産債でデフォルト発生はなかった」と指摘 している。

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