英BP:メキシコ湾での掘削、当面困難か-マコンド油井は恒久的封鎖

英BPはメキシコ湾原油流出を起 こしたマコンド油井をリリーフ井で恒久的に封鎖したが、当面は同湾で の掘削が困難な状況となりそうだ。

10月1日付でトニー・ヘイワード氏からBPの最高経営責任者 (CEO)を引き継ぐロバート・ダドリー氏は、原油流出事故関連の訴 訟への対応を進める一方、メキシコ湾の掘削から締め出されるリスクに 直面する。BPはメキシコ湾最大の石油生産者。アナリストらは、BP が掘削を再開しても監督当局から同業他社よりも厳しい目にさらされる とみている。オバマ米大統領はBPを「無責任」と批判した。

深海域の掘削は11月末まで禁止されているほか、11月2日には連 邦議会選挙がありBPに対する圧力は強まりそうだ。原油探鉱業、漁 業、観光業では数万人の雇用が喪失している。安全についての記録に問 題があることを理由に、BPに対する沖合開発地域の新規のリース権付 与を禁止する法案が7月に下院を通過し上院に送付された。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の株式調査アナリス ト、クリスティン・ティスカレノ氏(ロンドン在勤)は「人々は怒って おり、選挙も近づいている。メキシコ湾での事業に関しBPに対して政 府が何らかの制裁措置を取る可能性は高い。操業を許すにしても特定の 規制付きだろう」と述べた。