大西洋で大型ハリケーンの発生相次ぐ-海水温が過去最高水準に上昇で

大西洋では過去1カ月間に4つの 大型ハリケーンが発生しカリブ海に移動した。海水温が過去最高水準に 上昇したことが原因で、20日間でこれだけの数が発生したのは前例が ない。ハリケーンシーズン終了までまだ10週間あり、さらに多く発生 する可能性がある。

西アフリカ沖で発生した暴風雨は勢力を増し、海水の熱を吸収しな がら、ハリケーンとしては2番目に強い「カテゴリー4」に発達した。 最大風速時に上陸はしなかったものの、いずれも少なくとも風速毎時 131マイル(約210キロメートル)に達した。2005年8月末にニュー オーリンズに被害を及ぼしたハリケーン「カトリーナ」はカテゴリー3 に分類されており、カテゴリー4はこれを上回る。

半年間続くハリケーンシーズンの統計上のピークは過ぎたものの、 気象予報当局や保険各社は海水温の上昇でフロリダ州などの海辺の建物 やメキシコ湾のリグ(石油掘削装置)、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェ ルや米コノコフィリップスが保有する製油所が危険にさらされる期間が 長引く可能性があると指摘している。