M&T:サンタンデールに過半数株式も、部門合併で-関係者

米銀M&Tバンクは、スペイン最 大の銀行、サンタンデール銀行の米国部門と合併した場合、経営権の 一部を維持しつつ過半数株式をサンタンデール銀に提供するもようだ。 事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

両行はこうした取引に対してどのような対応が取られるかを見極 めるため、米連邦準備制度理事会(FRB)と非公式協議を進めてお り、2週間以内に回答を得る見通し。サンタンデール銀が過半数株式 を取得するタイミングなど多くの条件は未定だ。協議は非公開だとし て関係者らが匿名で語った。

合意が成立すれば、サンタンデール銀は米国部門ソブリン・バン クの経営を、M&Tのロバート・ウィルマーズ最高経営責任者(CE O)とそのチームに委ねることになるという。ソブリン・バンクは過 去3年間に税引き前で赤字を計上しているが、ウォーレン・バフェッ ト氏率いる米投資・保険会社のバークシャー・ハサウェイが大株主の M&Tは赤字に陥らずに金融危機を乗り切った。

M&Tとサンタンデール銀は数カ月にわたって断続的に合併交渉 を進めてきた。サンタンデール銀がM&T買収を模索する一方、M& Tはサンタンデール銀の傘下に入らずにソブリン・バンクとの経営統 合を目指していると、関係者らは指摘した。同関係者の1人によると、 連邦当局に提出された提案は両者の妥協点が記されているという。

M&Tとサンタンデール銀、FRBの広報担当者はいずれもコメ ントを控えた。

関係者の1人によると、M&Tとソブリンとの合併は、サンタン デール銀がソブリンの持ち分をM&T株と交換する形で実施される見 込みだ。関係者らによると、サンタンデール銀は数年以内に出資比率 を50%超に引き上げるオプションを確保しつつ、当初は半数以下の 株式保有にとどまる可能性がある。

一方、サンタンデール銀はアイルランドのアライド・アイリッシ ュ銀行が保有するM&T株22.5%を取得する方向で交渉中という。 アライド・アイリッシュ銀の広報担当キャサリン・バーク氏はコメン トを控えた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE