リーチCBRE:欧米不動産ファンドの資産倍増へ-アジアで資金受託

英資産運用会社リーチCBREは、 日本やアジアの投資家から資金を募り、欧米の不動産関連ヘッジファン ドの運用規模を拡大する。今後1年で現在の2倍となる2億ポンド(約 266億円)まで増やす方針だ。国内独立系ヘッジファンドOGIキャピ タル・パートナーズを通じ、年金基金など金融機関に販売する。

来日した運用責任者のスティーブン・アッシュワース氏(43)が16 日、明らかにした。「アイスバーグ・オルタナティブ・リアル・エステー ト」は2007年5月に設定。欧米の商業用不動産関連の株式や商業用不 動担保証券(CMBS)を裁定取引で運用する。8月末時点で内部投資 収益率(IRR)は15%のプラス(手数料控除後)。

同ファンドは現物不動産には投資せず、関連株や指数取引で合成的 に不動産のショート(売り持ち)ポジションがとれるのが特徴だ。アッ シュワース氏は、「アルファ(絶対収益)を生み出し、その他の運用と の相関が低い点」が、投資分散の効果を求める投資家ニーズに合致する とみている。10年1月-8月の運用結果は3%のマイナスだった。

リーチCBREは、英資産運用のリーチAiMパートナーズと米商 業用不動産仲介のCBリチャード・エリスの合弁による不動産ファンド 運用会社として07年に設立した。アッシュワース氏は今回、「アイスバ ーグ」の運用方針などを日本の機関投資家に説明するために来日した。