ドイツ銀:ポストバンク買収などで約102億ユーロ調達へ-米独で新株

ドイツ最大の銀行、ドイツ銀行は 欧州市場で今年最大の株主割当増資で約102億ユーロ(約1兆1400 億円)を調達すると発表した。ドイツ・ポストバンクの買収資金を確 保するとともに、自己資本を拡充する。

20日の発表資料によると、ドイツ銀は、ドイツと米国で1株当た り33ユーロで新株3億860万株を発行する計画。発行価格は同日のフ ランクフルト市場での株価終値を30%下回る水準。株主は保有する2 株に対して新株1株を購入できる。

ヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CEO)はポストバンク の買収資金確保に向け、同社にとり過去最大の株式発行を計画。調達 資金は、2013年末までに新たな資本規制に対応するのにも役立つ見通 しだと、同CEOは先週説明した。

アッカーマンCEOは同日の発表文で、「ドイツ銀は計画している ポストバンク買収に必要な株主資本を確保する方針だ」とし、「今後の 規制変更や事業拡大を踏まえ、増資によって株主資本を強化する」と 述べた。

同行は12日、1株当たり31.80ユーロで少なくとも98億ユーロ を調達する方針を示していた。

ドイツ銀は、ポストバンクに対する出資比率を現行の29.95%か ら引き上げるため、ポストバンク株主に対して1株当たり現金25ユー ロでの取得案を提示する計画。少数株主がこの提案を受け入れた場合、 出資比率は60%程度に上昇する見込みだ。