グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場 の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式市場では、ハンセン指数が上昇。サンフンカイ・プロパ ティーズ(新鴻基地産発展)の決算発表を前に不動産株が指数の上げ をけん引した。一方、中国当局が自己資本規制を強化するとの観測か ら銀行株は売られた。

時価総額で香港最大の不動産開発会社、サンフンカイ・プロパテ ィーズ(16 HK)は1.4%高。サイノ・ランド(信和置業、83 HK) も2.2%上げた。モルガン・スタンレーが投資判断を「オーバーウエ ート」に引き上げたことを好感し、資産家ウォーレン・バフェット氏 が出資する中国の自動車メーカー、比亜迪(BYD、1211 HK)は

5.7%上昇した。

一方、中国2位の銀行、中国建設銀行(939 HK)は1.5%安。 年内に設定される国際的な自己資本基準を受け、中国銀行業監督管理 委員会(銀監会)が資本規制を調節すると発表したことがマイナス材 料。海洋油田開発で中国最大手の中国海洋石油 (CNOOC、883 HK)も下げた。

大福アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ダニ ー・ヤン氏(香港在勤)は「投資家はサンフンカイの決算でプラスの サプライズを期待している」と指摘。「政策金利が低く、人民元高を 背景に中国本土からの需要が高まる中、香港の不動産需要は今後も増 加するだろう」と語った。

ハンセン指数は前週末比6.48ポイント高の21977.34で終了。 上昇率は0.1%未満にとどまった。ハンセン中国企業株(H株)指数 は同0.1%安の12164.65。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。上海総合指数は5週間ぶりの安値を付けた。 資産バブルの回避に向けて中国当局が融資規制を続ける中で、同国の 景気拡大が鈍化する恐れがあるとの観測が広がった。

中国最大の銅生産会社、江西銅業(600362 CH)は3.6%安。 中国の潜在成長力についてモルガン・スタンレーが低下するとの見通 しを示したことがマイナス材料。不動産株は保利房地産集団 (600048 CH)と金地集団(600383 CH)を中心に下落。中国の引 き締めサイクルは終わっていないとしたラッセル・インベストメンツ の指摘が嫌気された。

一方、ビール醸造会社の青島ビール(600600 CH)は2008年 1月以来の高値に上昇し、消費関連株の上げをけん引。中国人民銀行 (中央銀行)の顧問が内需拡大の必要性を指摘したことが手掛かり。 人民元高に伴う燃料コストの低下などが好感され、中国国際航空 (601111 CH)など航空株も買われた。

ソシエテ・ジェネラルのアジア担当株式ストラテジスト、トッ ド・マーティン氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、 「今のから年末までの期間はこの低成長を乗り越える必要がある」と 語った。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動す る上海総合指数は前週末比9.98ポイント(0.4%)安の2588.71 と、先月12日以来の安値で終了。同指数は先週2.4%値下がりし、 この2カ月余りで最大の下落率だった。上海、深セン両証取のA株に 連動するCSI300指数は前週末比0.4%安の2849.83。

【インド株式市況】

インド株式相場は上昇。指標のセンセックス30種株価指数が先 週に10カ月ぶり大幅高となった流れを引き継いだ。国内景気の拡大 で海外投資家の買い越し額が増加したことが背景にある。

インド2位の携帯電話会社、リライアンス・コミュニケーション ズは5.3%上昇。海外投資家による買い越しが3週連続で続いた結果、 年初来からの買い越し額は前年同期に比べ57%増加した。国内たば こ最大手、ITCは19年ぶり高値まで上げた。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種は前週末比311.35ポ イント(1.6%)高の19906.10で引けた。同指数は先週、週間ベー スで4.2%上げた。リライアンス(RCOM IN)の終値は175.65ル ピー。ITC(ITC IN)は4.9%高の176.65ルピーと、少なくと も1991年1月以来の高値を記録した。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比7.6ポイント(0.2%)安の4631.3。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比5.28ポイント(0.3%)高の

1832.63。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比28.63ポイント(0.4%)高の8186.96。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比4.61ポイント(0.2%)高の3080.98。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサマレーシアKLCI指数は前週末比2.72ポイン ト(0.2%)高の1469.69。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比0.51ポイント(0.1%)安の923.06。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比13.67ポイント(0.4%)安の

3370.98。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比73.97ポイント(1.9%)高の

4053.32。