豪ドルは過大評価、年内に6.5%下落も-資源税は豪資産離れ招く恐れ

7-9月(第3四半期)に主要通 貨の中で最良のパフォーマンスを示しているオーストラリア・ドルは、 今や最も過大評価された通貨となっている。

ブルームバーグが集計したデータでは、購買力平価で見ると豪ド ルは27%割高であることが示されている。ストラテジストとエコノミ ストの予想では、年内に豪ドルは1豪ドル=0.88米ドルと6.5%下落 (中央値)するとみており、これはブルームバーグがデータを取る31 通貨の中で下から4番目に悪いパフォーマンス。

豪ドルは中国経済の恩恵を受けて6月以後12%上昇したが、トレ ーダーは世界の経済成長が減速するのと同時に、ギラード豪首相が導 入を目指す資源税が同国の資産に対する需要を鈍らせる恐れがあると みている。国内の鉱業各社は中国の鉄鋼や石炭需要を賄うための記録 的な投資ブームを謳歌(おうか)している。

約90億ドル(約7700億円)を運用するFXコンセプツ(ニュー ヨーク)のジョン・テイラー会長は「今後1カ月間、自己資金を投じ るなら豪ドルを選択するだろうが、その後は米ドルなど別の通貨を選 ぶだろう」と指摘。今の勢いから豪ドルは対ドルで過去最高値の

0.9850米ドルを来月試す可能性があるものの、2011年の早い時期まで には0.80米ドル水準へ下落すると同氏は予想している。

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