前原外相:中国が「抑制の努力」と評価、反日デモで-漁船衝突事件

菅改造内閣で外相に就任した前原 誠司氏は19日午前、NHKの討論番組に出演し、尖閣諸島(中国名・ 釣魚島)付近で日本の巡視船と中国漁船が衝突した事件をめぐり、中 国国内で起きた反日デモなどの抗議行動について、中国政府が「抑制 するための努力をしてくれている」と一定の評価を示した。

前原外相は、同事件への日本側の基本的な対応について、「日本 の法にのっとって対応するのに尽きる」と述べるとともに、日中双方 が「お互い冷静に対応」することで「戦略的互恵関係を強めるため今 後も話し合っていく」と述べた。

外相はまた、漁船衝突事故について「偶発的事故」との認識を示 し、「冷静に中国側も対応してもらいたい」と語った。

今月8日未明に発生した同事件では、日本の海上保安庁が中国漁 船の船長を公務執行妨害の疑いで逮捕した。その後、中国側は北京駐 在の丹羽宇一郎大使を数度にわたって呼び出したほか、中国要人の訪 日延期、東シナ海ガス田開発の日中交渉の延期、同ガス田の「白樺」 へ掘削機材搬入の措置を取り、事態はこじれつつある。

菅直人首相は18日に日中双方が権益を主張する東シナ海のガス 田の「白樺」で中国が掘削作業に踏み切った場合の対抗措置について 検討に着手したと、19日午前の共同通信は伝えている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE