米国株(17日):上昇、テクノロジー決算の好調で

米株式相場は上昇。週間では4 月以来の長期連続高となった。テクノロジー企業の決算が市場予想を 上回ったことから買いが優勢となった。ただ、消費者信頼感指数が予 想外の低下となり、上値を抑えられた。

ソフトウエア2位のオラクルは、決算が市場予想を上回ったこと が好感されて上昇。スマートフォン(多機能携帯端末)「ブラックベ リー」を製造するリサーチ・イン・モーション(RIM)は5日続伸。 同社が示した売上高と利益の見通しはアナリスト予想を上回った。キ ャタピラーやディーアなどの産業株も買い進まれた。

S&P500種株価指数は前日比0.1%高の1125.59。この日は 方向感のない展開が続いた。前週末比では1.5%高で、週間ベース で3週連続高となった。ダウ工業株30種平均は13.02ドル (0.1%)上昇し、10607.85ドル。ナスダック総合指数は0.5%上 げて2315.61。8営業日続伸で、2009年7月以来の長期連続上昇 となった。

PNCウェルス・マネジメントの主任投資ストラテジスト、ウィ リアム・ストーン氏は、「テクノロジー大手の好調な決算は心強い」 とし、「これら企業は今後一層の自社株買いや配当を実施するだろう。 私は相場が年末までに上昇するとの見方を強めた」と述べた。

米景気減速の兆候が強まるなか、S&P500種は4月に付けた 年初来高値から7.5%下げている。この下落で指数構成銘柄の予想 株価収益率(PER)は約12.2倍と、2009年3月以来の低水準付 近となっている。

テクノロジー株の上昇

S&P500種のテクノロジー株指数は今週4.4%高と、上げを 主導した。事情に詳しい関係者によれば、マイクロソフトは配当と自 社株買いの資金を調達するため年内にも、債券を発行する計画だ。ま たシスコシステムズは初の配当計画を明らかにした。これらを材料に、 テクノロジー株は買い進まれた。

オラクルは8.4%高の27.48ドル。同社の6-8月(第1四半 期)決算は、買収関連や他の一部費用を除いた1株利益が42セント と、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均(37セント)を 上回った。9-11月(第2四半期)の売上高については、同社は少 なくとも84億ドルとの見通しを示した。アナリスト予想は82億 1000万ドルだった。

RIMは0.5%の46.72ドル。一時4.8%高まで上げる場面も あった。9-11月(第3四半期)について同社は、売上高が最大55 億5000万ドル、1株利益が最大1.70ドルとの見通しを示した。ア ナリスト予想の売上高48億2000万ドル、1株利益1.39ドルをい ずれも上回る。

産業株

S&P500種の資本財株指数は0.9%高と、主要10業種中で最 大の上げとなった。

建設機器メーカー最大手のキャタピラーは1.6%高の73.18ド ルで、ダウ平均の値上がり率トップ。同社は、6-8月の世界全体で の同社機械売上高が37%増加したと発表した。

農業機械メーカー最大手のディーアは4%高の72.45ドル。ロ シアのプーチン首相は、国内での農業機械の増産プロジェクトで、政 府がディーアに支援を提供することを明らかにした。

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