米家計純資産:第2四半期は1.5兆ドル減少、5期ぶりのマイナス

米国の家計の純資産は欧州の債 務危機に伴う株価の下落が影響し、5四半期ぶりのマイナスとなった。

米連邦準備制度理事会(FRB)が17日発表した4-6月(第 2四半期)の家計純資産額は53兆5000億ドルで、前四半期に比べ 1兆5000億ドル(2.8%)減少した。一方、住宅購入支援措置の一 環として米政府が講じた税控除策(4月末に終了)の影響で、住宅価 値は上昇した。

S&P500種株価指数は第2四半期中に12%値下がりし、第1 四半期の値上がり分を消した。

米ピアポイント・セキュリティーズ(コネティカット州)のチ ーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は、「一般世帯では 倹約主義が顕著となっており、所得のうち多くを債務返済に振り向け ている」と述べた。さらに「消費者は時間をかけて家計の改善に取り 組む必要があり、それは一夜にして実現するものではない」と続けた。

家庭が保有する株式資産の価値は9404億ドル相当減少した。不 動産投資の価値は1207億ドル増加した。所有不動産の資産価値から ローン残高を差し引いたエクイティの比率は資産価値の40.7%と、 前四半期の40.3%から上昇した。2005年の住宅ブーム時は59.7% に達していた。

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