米フェデックスの国内速達配達量、FRBの弱い景気認識裏付ける

米小荷物輸送2位、フェデックス の米国内配達量は、米経済の生産活動がリセッション(景気後退)前 の水準を回復するまでに時間がかかるとの見通しを裏付けるものだ。

同社の国内速達部門では、6-8月(第1四半期)の1日当りの 平均配送量が封書と小包の合計で179万2000件。前年同期比では

2.6%増えているものの、前の2四半期からはほぼ横ばいで、リセッシ ョン前のピークだった2005年の3-5月(第4四半期)を5.9%下回 った。

翌日配達サービスへの需要回復の遅れは、消費者や企業が米景気 に楽観的になれずに支出を抑え、時間がかかっても割安な配送手段を 選んでいることを示唆しているようだ。フェデックスのデータはまた、 今年7-12月(下期)に入り米景気に減速の兆候が広がってきたとす る米連邦準備制度理事会(FRB)の景気認識を裏付けている。

米調査会社IHSグローバル・インサイトの運輸担当マネジング ディレクター、チャールズ・クローディス氏は「米景気の減速で何が 起きているかを表している」と指摘。「前年との比較では良く見えるが、 結局回復までの道のりは長いという結論になる」と語った。

FRBが先週発表した地区連銀経済報告(ベージュブック )では、 7月半ばから8月末かけて米景気に「減速の兆候が広がってきた」こ とが示された。来週開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)で は、当局者は政策金利とともに景気回復支援に向けた追加刺激策の必 要性について判断する。

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