ヤフー株が大幅続落、ネット広告市場の成長性に懸念強まる-統計鈍化

ネットサービス最大手、ヤフーの 株価が前日比3.6%安の2万9020円まで大幅続落。インターネット上 でのトラフィックの流れがポータルサイトからソーシャルメディアサイ トへと移り、中期的な業績不透明感が台頭している。7月にネット広告 の伸び率が広告全体の伸び率を初めて下回り、成長性懸念が強まった。

経済産業省が15日午後に発表した特定サービス産業動態統計調査 によると、7月のインターネット広告の売上高は前年同月比3.2%増と なり、広告全体の7.9%増を下回った。ネット広告の伸び率が全体を下 回るのは、2007年1月の発表開始以来初めて。

独立系株式調査会社TIWの鈴木崇生アナリストは、ヤフーがポー タルサイトからの脱却を明示できず、ポータルサイトとしての優位性で プレミアムが与えられていた株価に調整が起き始めていると指摘。さら に「収益の柱であるネット広告が市場の伸びを下回った統計が出て、売 りが膨らんだ」としていた。