カプコン社長:「モンハン」による中国進出、来年めどに発表

カプコンの辻本春弘社長は、成長戦 略の一環に掲げる中国への進出について、人気シリーズ「モンスターハ ンター」のオンラインゲーム供給を現地の主要企業と「水面下で交渉し ており、来年ぐらいには発表できる」との見通しを示した。提携相手の 具体名には触れなかった。

千葉・幕張メッセで開催中の業界見本市「東京ゲームショウ」会場 で17日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで述べた。対象 作「モンスターハンター フロンティア オンライン」は、韓国や台湾 で提供中。辻本社長は「オンラインゲームは最初から向こうに合ったゲ ーム仕様にしておかなければならない」と述べ、着実に戦略を固めた上 で対中進出する意向を強調した。

ゲーム会社の対中進出ではスクウェア・エニックス・ホールディン グスが16日、人気ソフト最新作「ファイナルファンタジーⅩⅣ(FF 14)」の中国展開で盛大遊戯(シャンダゲームズ)と提携したと発表。 FFシリーズの中国展開は初めてとなる。

これを受け17日朝方からスクエニの株価は急反発し、1年4カ月 ぶりの上昇率を記録。午前は軟調に推移していたカプコンの株価も、辻 本社長のインタビュー内容が伝わると上昇に転じ、前日比57円(4.2%) 高の1413円まで買われた。

上海の調査会社アイリサーチによると、世界最大のインターネット 市場である中国のオンラインゲーム売上高は、2009年に前年比30%増 の270 億元(約3400億円)に達した。

フェイスブック向け、10月にも

同社長はまた、5月に表明していた、ソーシャル・ネットワーキン グ・サービス(SNS)世界最大手の米フェイスブックへのゲーム提供 に関し「10、11月にはサービスを開始できる」方向と語った。米アップ ルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)」にソフトを配信し、フェ イスブック上の仲間と遊べる形にするとしている。

辻本氏によると、提供予定のゲームは3タイトルで、うち2つは 「あまり著名ではなくカジュアル」なカプコンのオリジナル作品とし、 残り1つは「キャラクターを使ったライセンスもの」とする予定。

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