来週のNY原油相場:52%が下落予想-パイプライン再開で在庫増懸念

来週のニューヨーク原油先物相場 は下落するもよう。エンブリッジ・エナジー・パートナーズがパイプラ インを再開すると発表したことで、在庫増懸念が強まった。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト46人を対象に実施した調 査では24人(52%)が来週の原油先物相場が下落すると予想。17人 (37%)が横ばい、5人が上昇との見通しを示した。前回は55%が下 落を予想した。

エンブリッジは16日、カナダから米中西部の製油所に油送するパ イプラインを再開する準備を整えていると発表した。漏えい事故の補修 が終了した。カナダからの油送が途絶えた製油所は他の地域から原油を 調達するとの観測が強まり、原油相場は13日、8月11日以来の高値

78.04ドルを付けた。

米エネルギー省によると、先週の原油在庫は249万バレル減の3億 5740万バレル。これは同時期の5年間平均を13%上回った。3日終了 週の原油と燃料を含めた総在庫は11億4000万バレルに増加し少なく とも1990年以来の高水準となった。

シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)の アナリスト、ティム・エバンス氏は「米国の石油在庫は、原油価格が

64.24ドルまで下がった5月よりも積み上がっている。現行水準から下 がるリスクがあることが示唆されている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場10月限は 今週これまでに2.2%下げ、16日は74.57ドルで引けた。前年同期比 では2.8%上昇。

2004年4月に調査を開始して以来、相場の方向性を正しく予想し た確率は47%。

ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週木曜 日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通しを 問う調査を実施している。

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