8月の粗鋼生産、伸び率は9カ月ぶりの低水準-鉄鋼連盟(Update1)

日本鉄鋼連盟が17日に発表した8月 の粗鋼生産量は前年同月比7.1%増の890万トンだった。10カ月連続で前 年を上回ったものの、前月と比べれば3.5%減少した。

前年同月比での伸び率は昨年11月(0.5%増)以来最も低い水準と なった。建築向けの低迷により電炉メーカーが減産していることに加え 高炉メーカーの輸出ペースが減速していることが影響したという。

鉄鋼連盟の林田英治会長(JFEスチール社長)は16日、都内で 開かれた定例記者会見で、10-12月期の国内粗鋼生産量について、前期 比数%程度落ち込むとの見通しを示した。今月でエコカー補助金が打ち 切られたほか、円高が輸出へ影響を与えているのが理由だという。ただ 来年度は、「回復基調に戻るという考えを持っている」とも語った。