債務危機のギリシャで犯罪が増加、警備会社に特需-失業率悪化が背景

ギリシャの経済危機は、少なくと も一つの業界に意外な特需をもたらしている。

生活苦で犯罪が増加する中、銀行や店舗や企業は、警備員の採用 や警備システムの配備、装甲車のレンタルなどで対応しようとしてい る。英国のG4Sと米国のブリンクス、ギリシャ国内最大の民間警備 会社ピルソス・セキュリティーは新規顧客を獲得している。

ピルソスのサキス・ツァウシス社長は「ここギリシャで、こんな 状況を経験したことはなかった」と述べ、「以前はどこでも歩けたし、 窓を開けたままで眠れたが、今は怖い」と話す。同社の顧客には、ギ リシャ農業銀行やコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリング、小売業の インディテックスが名を連ねる。

ICAPグループのアテネ事務所によると、2009年の路上強盗や 銀行強盗、住居侵入窃盗の件数は約8万件と、05年の約5万件から増 加した。 増加の背景にあるのは、失業率と景気の悪化だ。失業率は 10年ぶりの高水準である11.8%に上昇。ギリシャ政府と欧州連合(E U)は同国の経済成長率を10年がマイナス4%、11年はマイナス2.6% と予想している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE