中国人民元預金ファンドが登場、実質的な人民元投資を実現

日本にいながら中国人民元建ての 預金と同じ投資効果が得られるファンドが登場する。実質的に「人民元 投資」をすることで、中国経済の発展などを背景とした人民元高を享受 できる点が特徴。

中国株オンライン証券、ユナイテッドワールド証券は17日、「中 国人民元預金ファンド」(投資事業匿名組合)の認可を取得した。同フ ァンドは香港に所在する商業銀行への人民元建て普通預金や香港で流通 する人民元建て金融商品を通じて、人民元の価値上昇と利息収入を獲得 し、投資元本の安定成長を目指す。当初募集は10月4日から29日。

同証券の林和人社長は、「これまで国内で人民元投資はできなかっ た」としたうえで、「人民元の値上がり期待に加え、中国に対する米貿 易赤字に伴う人民元切り上げへのプレッシャーも強まっている」との見 方を示す。日本円の将来について不安を持ち、外貨にポートフォリオを シフトさせようとする個人に適した商品としている。

同社によると、ファンドでは80%以上を人民元建ての普通預金 (現地での預金金利は0.45-0.5%程度)を組み入れる方針。円高など 為替変動によるリスクがあるほか、円から人民元に換える際、通貨間の スプレッドにより片道1%強のコストがかかるとしている。運用期間は 11月1日から2013年10月31日(延長の可能性あり)。

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