米国:8月のCPIは0.3%上昇へ、9月の消費者心理も改善か-調査

8月の米消費者物価指数(CPI) は2カ月連続で上昇したもようだ。景気鈍化が持続的な物価下落を招 くとの懸念が後退しているとエコノミストらは指摘している。

ブルームバーグ・ニュースの調査では、17日発表となる8月のC PIは2カ月連続で前月比0.3%上昇(77社の予想中央値)した見込 み。変動の大きな食品とエネルギーを除いたコア指数も2カ月連続で 同0.1%上昇とみられる。コア指数は前年同月比で1%上昇と予想さ れている。7月は同0.9%上昇だった。また、同日発表される別の統 計では、今月初めに消費者信頼感が上昇したことが示されるもよう。

需要は長期にわたる幅広い分野での物価下落を回避するのに十分 な強さだが、ウォルマート・ストアーズやクローガーなどの企業は集 客のために値引きを行っている。インフレリスクは限られており、エ コノミストらが米連邦準備制度理事会(FRB)は来年後半まで事実 上のゼロ金利政策を維持すると予想する理由の1つになっている。

アメリプライズ・ファイナンシャルの上級エコノミスト、ラッセ ル・プライス氏は、「消費者は依然として値引き品を中心に購入してお り、そのことが企業の値上げ実施を抑制している」と指摘。「辛うじて 需要は足りており、物価が下落しない程度に在庫水準は逼迫(ひっぱ く)している。FRBはインフレとデフレに対する懸念を後回しにし てきた」と語った。

米労働省は午前8時半(ワシントン時間、以下同じ)に8月のC PIを発表する。調査の予想レンジは前月比0.1-0.4%上昇。

午前9時55分に発表される9月のロイター・ミシガン大学消費者 マインド指数(速報値)は70(65社の予想中央値)と、8月の確定値 (68.9)から上昇が予想される。2007年12月にリセッション(景気 後退)に陥るまでの5年間の平均は89。予想通りの水準なら、米経済 で最大の部分を占める家計支出が増えるには時間がかかる見通しだ。

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