エーザイ株4日続落、FDA諮問委が米提携先の肥満治療薬を非推奨

医薬品国内大手のエーザイ株が4 日続落し、一時3030円と8月末以来の安値を付けた。同社が米製薬会 社からライセンスを受けていた肥満治療薬「ロルカセリン」が、米国 食品医薬品局(FDA)の諮問委員会で非推奨とされたことが嫌気さ れた。

ロルカセリンは、米ナスダック市場に上場する米アリーナ・ファ ーマシューティカルズが発見・開発した肥満症治療薬で、エーザイは ことし7月1日に同薬の米国独占販売権を取得、契約一時金として 5000万ドル(約44億円)を支払うとしていたほか、ロルカセリンか らの収入の31.5%をアリーナに支払うとの契約を結んでいた。

FDAは16日、内分泌・代謝薬諮問委員会を開き、ロルカセリン を審査、長期使用においてベネフィットがリスクを上回らないとの観 点から、FDAが承認すべきではないとの結論に達した。承認反対が 9人、賛成5人だった。これを受けてアリーナ株は急落、ニューヨー ク時間午後5時すぎには43%安の2.14ドルを付ける場面もあった。

上場先物・オプション仲介大手「MFグローバル」で、医薬品企 業の調査・分析を行うスティーブン・バーガー氏は、「ロルカセリンの ピーク時年商は1000億円を超えるとみられてきただけに、今回のFD A諮問委の決定はネガティブ・ニュースだ」と指摘、エーザイ株も下 がるとみている。

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