日新電株が1カ月ぶり高値、有機EL関連で注目-JPモルガン強気

電力機器メーカー大手の日新電機 の株価が一時、前日比3.7%高の388円と3営業日続伸。8月10日以 来、約1カ月ぶりの高水準に値を戻した。有機EL(エレクトロ・ルミ ネッセンス)ディスプレーの普及が期待されるなか、同社が手掛ける有 機EL製造ライン用イオン注入装置の将来性を見越した買いが入った。

JPモルガン証券は16日付の投資家向けメモで、「有機EL関連 企業として注目」しているとし、同社株の目標株価580円と投資判断 「オーバーウエート」を継続した。アナリストの和泉美治氏によると、 韓国では有機ELに対する設備投資が活発化している。日新電は韓国メ ーカーに低温ポリシリコン液晶用イオンドーピング装置を納入している ため、「設備投資拡大の恩恵を受けられる可能性が高い」という。

リポートによると、低温ポリシリコン液晶用イオンドーピング装置 を含む「ビーム真空応用装置」部門の会社側の今期(2011年3月期) 受注計画は前期比50%増の220億円。JP証では「半導体用、有機E L用ともに引き合いが強いため、当社は310億円と予想した」という。

同証券は来期(12年3月期)のビーム真空応用装置部門の営業利 益予想を従来の13億円から35億円に引き上げ、連結営業利益予想を 75億円と、前回(70億円)から5億円増額した。