東証:国債先物の取引時間延長など検討、来年半ばの取引システム移行

東京証券取引所は、来年半ばにも 取引システムを移行することに伴い、国債先物の取引時間の延長など 制度面の見直しを検討している。広報担当の高橋直也氏が明らかにし た。

高橋氏は17日、「昨年10月にデリバティブ取引をスピードの速い Tdex+システムで開始しており、日本国債先物とTOPIX先物 も2011年半ばをめどに同システムに移行する方針が決まっている」と 述べ、移行に当たり、取引時間や特別気配など制度面の変更を検討し ていると説明した。

長期国債先物の取引時間については、午前9時からの開始時刻を 切り上げることなどを検討している。シンガポール取引所では日本国 債先物が午前8時45分から売買されており、高橋氏は「シンガポール 取引所の状況などを考慮して検討する」と話した。先物取引時間の変 更となれば2000年9月にイブニングセッション(夜間取引)を導入し て以来となる。現在の取引時間は午前9時から同11時、午後零時30 分から同3時、夜間取引は午後3時30分から同6時となっている。

岡三証券の坂東明継シニアエコノミストは、取引時間の拡大に関 して、「価格変動に備えるヘッジや海外市場動向をいち早く取り込むこ とができることから、売買の円滑化につながる」と語った。

一方、17日付の日本経済新聞は、東証は株式先物と債券先物の急 激な値動きを抑える特別気配の撤廃も検討すると報じた。みずほイン ベスターズ証券の井上明彦チーフストラテジストは、「それをクッショ ンとしておかないと、とんでもない値が付くことが出てくるので、か えって市場参加者が警戒して、流動性が低下しまう恐れがある」と指 摘した。

米証券取引所運営NYSEユーロネクストの商用テクノロジー部 門、NYSEテクノロジーズは16日、東証による新たな先物取引プラ ットホームの構築・支援で自社のシステムが採用されたと発表してい る。

--取材協力:菅野顕一郎 Editors:Hidenori Yamanaka,Masaru Aoki

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