GSユアサ株3カ月ぶり高値、欧で車載電池の合弁生産報道

自動車鉛畜電池で世界3位のジー エス・ユアサコーポレーション株が急反発。欧州で、三菱商事と北米 最大手の自動車部品メーカー、マグナ・インターナショナルと電気自 動車用電池を合弁生産する、と17日付の日本経済新聞朝刊が報道。商 圏 拡大を見込む買いで、一時前日比4.3%高の625円と6月24日(629 円)以来、約3カ月ぶり高値を付けた。

報道によると、3社は電気自動車用リチウムイオン電池の合弁会 社の年内設立を目指し、最終交渉に入っている。投資額は約400億円、 欧州最大規模の電気自動車用電池工場となり、出資見通しはGSユア サ50%超、マグナ20-40%、残りが三菱商事という。

ゴールドマン・サックス証券の渡辺崇アナリストは17日付の投資 家向けリポートで、報道が事実なら「幅広い顧客基盤を持つマグナと 合弁設立した点、2012年度の生産能力は12万台規模と当社予想(7 万台能力)を上回る事業規模となる可能性が出てきた、などの点でポ ジティブ」との見方を示した。

渡辺アナリストは、欧州と国内工場での生産分は「三菱自動車や プジョー向けで一定量産規模を確保し、それを横展開する」という戦 略を取ると予想。そのため、価格競争に巻き込まれるリスクは少なく、 14年度に向けた業績確度は比較的高いとしている。一方で、将来的に 提携先が他社から電池を供給する可能性を考慮し、「価格競争に耐え得 るだけのコスト競争力確立は必要となろう」とも指摘した。同証では、 GSユアサの格付けを「中立」としている。

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