花王株が反発、化学品回復で上期は5期ぶり営業増益の報道(Update1

トイレタリー、化粧品メーカー大 手の花王株が一時、前日比2%高の2066円と反発。化学品事業の回復 などで、上期の連結営業利益は前年同期比16%増になったもよう、と 17日付の日本経済新聞朝刊が報じ、足元の業績改善を評価する買いが 優勢になった。

日経新聞報道によると、4-9月期(上期)の連結営業利益は従 来予想を40億円程度上回り、530億円前後になる見通し。化粧品など ビューティーケア事業、家庭用品事業は減収ながら、産業向け化学品 の収益回復やコスト削減が寄与。上期の営業増益は5期ぶりという。

独立系調査会社TIWの高橋俊郎アナリストは花王について、法 人需要の回復でコピー機のトナーなど化学品、猛暑効果でシャンプー などの洗剤原料や制汗剤の売り上げが好調だと見ている。また、同社 はアジア展開に本腰を入れ始めており、「中国での通期の化粧品売り上 げ目標の前年比3割増を、第1四半期の段階で達成したようだ」との 認識を示した。

また高橋アナリストは、業績動向について「化学品とアジアでの 売り上げ次第だが、通期の営業利益を1000億円ぐらいまで上方修正す ることも可能」と予想している。会社側の2011年3月期の連結営業利 益予想は前期比3.2%増の970億円。一方、4-6月期(第1四半期) のアジアの販売実績は前年同期比14%増の204億円だった。TIWで は、花王の投資判断を「2(中立)」としている。

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