原油流出:メキシコの3州が英BPを提訴-観光地カンクンも被害主張

メキシコ湾原油流出事故で損害を 被ったとして、メキシコの3州が英BPを相手取り米テキサス州サンア ントニオの連邦地裁に訴訟を起こした。

3州の代理人の弁護士エンリケ・セルナ氏によると、15日に訴訟 を起こしたのはベラクルス、キンタナロー、タマウリパスのメキシコ湾 岸3州で、4月に起きたリグ(石油掘削装置)「ディープウォーター・ ホライズン」爆発事故による原油流出で経済的な被害が広がりそうだと 主張している。これらの州には産業の中心地であるベラクルスのほか、 ユカタン半島の有名な海岸観光地カンクン、コスメルが含まれる。

セルナ氏は16日、サンアントニオからの電話インタビューで、 「3州は原油流出の結果、多大な被害を被っている」と述べた。同氏 は、寒冷前線が張り出し、原油流出でできた水中の原油層がメキシコの 漁業圏や海浜に達するとの見通しを示した。

BPは米史上最大の海洋汚染を招いた原油流出事故に関連して、経 済的な損失、環境被害、個人の死傷の賠償を求める訴訟を約400件起こ されている。

メキシコ3州の訴訟ではBPのほか、リグを所有するトランスオー シャン、請負業者のハリバートンとキャメロン・インターナショナルが 被告になっている。

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