ブラジル株:2週間で最大の下落-記録的な雇用の伸びで金利先高感

16日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数がここ2週間で最大の下げとなった。過去最高の 雇用の伸びで金利先高観が高まり、融資動向に左右されやすい企業の 業績見通しが後退した。

住宅建設のロッシ・レジデンシアルは3.4%値下がりし、BM& Fボベスパ不動産株指数は今月に入り最大の下落率を記録した。時価 総額で国内首位のカード決済処理会社シエロは2.1%下落し、7月5 日以来の安値を付けた。世界4位の航空機メーカー、エンブラエルは ここ1週間で最大の下落。通貨レアル高が同社の利益率に響くと米銀 バンク・オブ・アメリカ(BOA)が指摘し、これが嫌気された。

ボベスパ指数は前日比0.7%安の67662.99。同指数構成銘柄の うち値下がりは47銘柄、値上がりは17銘柄。レアルは0.6%高の1 ドル=1.7128レアル。

メトド・インベスチメントスの運用担当者、アレシャンドレ・ギ ルギ氏(サンパウロ在勤)は「金利低下がこれら業界を支えてきた」 とした上で、「政府は成長を抑えたい意向だ。そうしなければインフレ の問題が起きる」と指摘した。

ブラジル労働省がこの日発表した今年1-8月の正規雇用者数は 過去最高の195万人増加となった。同国の金利先物2012年1月限の 利回りはここ2週間では最大の9ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇し、11.42%となった。

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