米グーグルのタブレット端末、iPad追い越す可能性-豊富な機種で
Amy Thomson米グーグルの基本ソフト(OS) 「アンドロイド」を搭載したタブレット型コンピューターは、メーカ ーが同ソフトを採用して多数の機種を投入することから、今年の年末 商戦で米アップルが手掛ける競合商品の「iPad(アイパッド)」か ら売り上げを奪い、数年後にはこれを追い越す可能性があると、アナ リストらは指摘している。
韓国のサムスン電子は16日、ニューヨークで開かれるイベント で、アンドロイドを搭載した最新タブレット型端末「ギャラクシー・ タブ」を発表する。米国の3大携帯電話サービス会社は米国市場で同 製品を販売することに合意したと、事情に詳しい関係者3人が先週明 らかにしている。
調査会社ガートナーによると、アンドロイドを搭載したスマート フォン(多機能携帯電話)の売り上げは既に米国でアップルの「iP hone(アイフォーン)」を上回っている。デロイト・サービシズの ディレクター、エド・モラン氏は、アンドロイドはどの企業も自由に 利用できるため、グーグルはスマートフォン市場での成功をタブレッ ト型端末市場でも繰り返す可能性があるとみる。
モラン氏はインタビューで、「成功の裏には非常に多くの要因があ る。オープンソースである点や低価格、1社の独占所有物ではないこ となどがそれだ」と述べ、「タブレット型端末市場でも成功しないわけ はないだろう」と語った。
米デルと台湾の宏碁(エイサー)、韓国のLG電子はアンドロイド 搭載のタブレット型端末を生産する方針を表明している。アンドロイ ド搭載のスマートフォンを製造している米モトローラのサンジェイ・ ジャ共同最高経営責任者(CEO)も15日、来年の早い時期に投入 したい意向を明らかにした。
この記事の続きは、Bloomberg Professional Service端末のユーザー限定でお読みいただけます。
ブルームバーグ端末でこの記事を読む ブルームバーグ端末のデモを申込む
このメッセージに心当たりの無い方は、お手数ですが ご連絡ください。