NY原油(16日):大幅続落、パイプライン稼働再開を明日に控え

ニューヨークの原油先物相場 は大幅続落。米中西部にカナダ産原油を輸送するパイプラインの 稼働再開を控えて売りがかさみ、今月最大の値下がりとなった。

エンブリッジ・エナジー・パートナーズが17日の早い時間に パイプライン稼働を再開すると発表すると、原油先物は2.5%安 まで売り込まれた。同パイプラインは先週、イリノイ州で漏出が 発見されて以来、操業を停止している。

リンド・ウォルドック(シカゴ)の市場担当シニアストラテ ジスト、リチャード・イルチスジン氏は、「エンブリッジの問題が 浮上して以降、市場には大量の買いが入っていた」と指摘。「地域 的な問題ではあるが、中西部のインフラが非常に旧式であるとい う事実が脚光を浴びたため、誰もが過敏に反応したからだ」と述 べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物10月限は 前日比1.45ドル(1.91%)安の1バレル=74.57ドルで取引を 終了した。一時は9日以来の安値となる74.11ドルまで下げてい た。年初からは6.1%の値下がり。