欧州株:下落、米英の経済指標受け景気減速懸念広がる-BTが安い

欧州株式相場は下落。英国の小 売売上高が予想に反して減少したほか、米経済指標が製造業活動の縮 小を示したことから、世界の経済成長が減速しているとの見方が広が った。

英電話会社BTグループが安い。モルガン・スタンレーによる同 社の投資判断引き下げが嫌気された。スウェーデンのエリクソンも下 落。牛乳加工のロバート・ワイズマン・デイリーズは減益見通しを明 らかにしたことから、同銘柄としては過去最大の下落となった。

一方、アナリストが買いを勧めたエンジニアリング欧州最大手の 独シーメンスは上昇し、資本財株の上げをけん引した。独建設会社ホ ッホティーフも大きく値上がり。スペインのアクティビダーデス・ デ・コンストルクシオン・アンド・セルビシオスが27億ユーロ(約 3000億円)での同社買収を提案したことが背景。

ストックス欧州600指数は前日比0.8%安の263.47で終了。 同株価指数は月初来4.8%高、13日には約4カ月ぶりの高値を付け た。ただ、今週は0.5%安となっている。5月に付けた年初来安値 から14%戻したことが、世界経済の見通しと比べて正当化されるかど うかを投資家は見極めようとしている。

ドイツ・ポストバンクの株式ストラテジスト、ハインツゲルド・ ゾンネンシャイン氏は「二番底はまったく視野に入っていないが、引 き続き弱い回復が見込まれる」と指摘。「第3および第4四半期の企 業決算は、前2四半期ほど好調な結果にはならないため、株価の押し 上げ材料とはなりにくいだろう。市場参加者は静観姿勢をとっている」 と述べた。

BTが安い

BTグループは3.1%安。モルガン・スタンレーは同社の投資 判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に引き下げた。 エリクソンは2.1%安。

ロバート・ワイズマン・デイリーズは30%急落。同社は「最近 の激しい競争圧力」で営業利益が減少するとの見通しを示した。

シーメンスは2.9%高。モルガン・スタンレーは同社の投資判 断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げた。

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