香港株(終了):下落、銀行株が安い-中国当局の規制強化観測で

香港株式相場は下落。ハンセン指 数は6営業日ぶりの下げとなった。中国当局が銀行に資本増強を義務 付けるとの懸念から銀行株が売られたほか、原油相場の3日続落を受 けて石油株が安くなった。

時価総額で中国6位の銀行、招商銀行(3968 HK)は2.5%安。中 国銀行業監督管理委員会(銀監会)が自己資本比率の引き上げを一部 の銀行に義務付ける可能性があるとした事情に詳しい関係者の発言が 手掛かりとなった。同2位の中国建設銀行(939 HK)は0.6%下げた。 海洋油田開発で中国最大手の中国海洋石油(CNOOC、883 HK)は

1.1%安。ハンセン指数の下落銘柄では寄与度トップだった。

広州市最大の不動産会社、広州富力地産(2777 HK)やSOHO中 国(410 HK)も値下がりした。

ハンセン指数は前日比34.19ポイント(0.2%)安の21691.45。 8日以来の下げとなった。ハンセン中国企業株(H株)指数は前日比

0.7%安の12001.41。

アンプル・キャピタルの資産運用ディレクター、アレックス・ウ ォン氏は「中国当局が一段と厳しい措置を導入する可能性があるとの 観測から、銀行には圧力がかかっている」と指摘。「世界経済は不透明 な段階にあると投資家は受け止めており、市場では当面警戒ムードが 続く公算がある」と語った。