富士通と米CA、ソフト事業の相互OEMで合意-クラウドでも協業へ

IT(情報技術)サービス国内首 位の富士通と米ソフトウエアのCAテクノロジーズ(米ナスダック上 場)は16日、ソフトウエア事業で提携を強化し、両社のソフトを世界 で相互にOEM(相手先ブランドによる販売)する契約を締結したと 発表した。収益源であるITサービスのグローバル事業拡大が狙いと している。

背景には、インターネットを通じてソフトやITサービスを提供 する「クラウドコンピューティング」の世界的な需要拡大がある。企 業の間で自前の情報システムやソフトを構築・保守運用するよりも、 ITサービスを低コストで受けたいとのニーズが高まっているためで、 世界中のIT企業が、クラウド関連の新たな運用管理サービス事業で 競っている。

富士通の新田将人ミドルウエア事業本部長は会見で、今回の協業 をベースに「クラウド分野でも、両社で新たな戦略的な取り組みを進 めていく」と述べ、クラウド関連事業の協業も検討中と説明した。顧 客の企業などからは、日々の事業活動で発生するさまざまな問題を、 ITサービスの活用を通じて運用管理することで解決する新たなニー ズがあるためという。

CA社は企業向け情報システムの運用管理ソフト世界最大手(米 調査会社フォレスター推計)。2010年3月期の売上高は約44億ドル、 営業利益は約13億ドルだった。CA社は日本で、富士通は世界で、そ れぞれのソフト事業拡大を目指しており、第一弾として相互OEMで 合意した。販売額やシェア目標など詳細は示していない。

富士通の16日終値は前日比1.3%安の615円。CA社の15日終 値は同1.2%高の20.19ドル。

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